頭皮の基礎知識

頭皮

頭皮

頭皮とは文字通り頭の皮膚のことですが、専門的には「スカルプ」と言います。現在では髪の悩みと共に髪を育てる健康な頭皮にも関心が高まっています。

毛根部の毛包と呼ばれる繊維状のサヤで包まれていて、そこに皮脂線や大汗腺や立毛筋が付着しています。髪はこうした器官の生理的繋がりによって生えているので、頭皮が健康でなければ元気な髪も育ちません。


一般に頭皮と言った場合、皮膚から骨膜までの組織を含めて指し示すことが多いようですが、解剖学的には図から分かるように皮膚・皮下組織・髄膜・髄膜化組織・筋・骨膜という組織が密に接合して頭皮を形成しています。つまり頭皮は脳を保護する外界と接する最初の場所だと言えるでしょう。

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髪と頭皮の関係

頭皮を保護する髪

もともと髪には頭皮を保護する目的があります。頭皮における「髪の生えている穴」つまり髪の頭皮への出口のことを一般的に毛穴と呼んでいます。医学的には毛孔と言い、頭皮から出ている髪だけを見ると単純なようですが髪が存在するまでにはとても複雑な過程をたどります。頭皮はこの複雑な過程のいわば活動の場なのです。

赤ちゃんの髪

髪は胎生の10週ごろに頭皮の下が発生すると共に生え始めて5ヵ月頃に産毛(うぶげ)に成長します。この産毛は7ヵ月頃に一度抜け、それが生え変わって軟毛(なんもう)となります。赤ちゃんはこの軟毛の状態で誕生するのです。一般に細く淡い毛のことを産毛と呼んでいますが、医学的には赤ちゃんの髪は産毛ではありません。

ヘアサイクル

軟毛は生後6ヵ月頃までには再度抜けて健康な大人の髪のもとである硬毛(こうもう)へと生え変わります。そして硬毛になった髪は特別なことがない限り、ヘアサイクルに沿って成長期・退行期・休止期へと絶えず繰り返しています。このヘアサイクルを健康的に回すには頭皮がとても重要になっているのです。

健康な頭皮

健康な頭皮

健康な髪を保つために必要な要素は種々ありますが最も重要なのは栄養と酸素とホルモンです。しかもこの重要な要素を規定しているのは頭皮であり血液の流れです。

血液の流れは頭皮の真皮下血管網が司っています。もし頭皮が健康でなく血管網が正常に機能しない場合は髪も正常な成長が保てなくなり抜け毛の原因に繋がります。


遺伝子要因が大きく関係する男性と違い、病的な場合を除けば女性の抜け毛は健康な頭皮ケアを怠ったケースが多い。頭皮も老化すれば血行も悪くなり髪が細くなったり抜け毛が増えたりします。また頭皮は顔の皮膚と繋がっているため年齢による影響を受けやすい場所でもあるのです。つまり健康な髪のためには頭皮のケアを考えることも必要であることを認識しましょう。

頭皮の基礎知識

頭皮の付属器である髪は約10万本あります。毛根の深さは4〜6mm程度で毛根の毛乳頭は真皮下血管網から連なる毛細血管により必要な栄養などを受け取り毛母に働きかけて毛母細胞や色素細胞の細胞分裂を助けているのです。

1ヵ月に髪が伸びる長さ

髪が1ヵ月に約1cm伸びるのも頭皮の仕組みのおかげです。一般的に髪は死んだ細胞と言われていますが、それは頭皮より外側の毛幹の部分だけで毛根部や特に毛球部という頭皮の内部は常に活発的に活動しています。そのため髪は自然に伸びるので美容室で1ヵ月に1回1cmほどカットしている人はヘアスタイルが保たれるのです。

頭皮の毛穴の数

頭皮には髪が出てくる毛穴がありますが、この毛穴の数は生まれながらにして決まっているのです。医学の世界では毛穴から生えている髪の数は毛包単位と呼んでいますが、日本人成人の場合その数は平均1〜3本です。これは成人の抜け毛にも共通することで毛穴の数が同じでも実際に髪の量が少なく見えるのはこのためです。

頭皮の色

頭皮は皮膚の一部なので地肌の色から現在の健康状態を知ることができます。健康な地肌の色は写真のように青白く、不健康になるにつれて白色・黄ばみ・赤み・茶褐色へと変化します。また、前頭部は目の疲れや寝不足・頂上部は不規則な生活疲れ・側頭部はストレス・後頭部は肩こり・というように地肌の色と部分で健康状態が判断できます。

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